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目次
固定資産とは
そもそも資産は会計で、流動資産、固定資産、繰越資産の3つに分類して貸借対照表に記載します。これらの分類のうち、固定資産は端的に言うと1年以上保有をしている資産のことを指します。また、流動資産が1年以内に現金化できる資産のことを指すため、固定資産は逆に現金化がすぐにはしづらいもの、ともとらえることができます。
固定資産の種類
固定資産自体もその性質をもとに、有形固定資産、無形固定資産、投資その他の資産の3つに分けられます。
有形固定資産...車、建物、土地など
無形固定資産...ソフトウェア、特許権など
投資その他の資産...長期預金、投資有価証券など
固定資産の減価償却
長期で使用する固定資産は、その資産の使用期間(耐用年数)に基づいて、費用支出を配分します。逆に言うと、固定資産の貸借対照表上の価値(帳簿価額)も年を追うごとに減少していき、最終的には資産価値がなくなってしまいます。
固定資産の売却
固定資産の売却時には価格によっては売却損益が発生します。これは対象の固定資産の帳簿価額と売却価格の比較で判断できます。
1.売却価額が帳簿価格より大きいとき→固定資産売却益として計上
2.売却価額が帳簿価格より小さいとき→固定資産売却損として計上
*帳簿価格=取得した時の価格ー減価償却累計額
固定資産売却益(損)の仕訳例
1.固定資産売却益
例)取得価格5000万円の土地(減価償却累計額3000万円)を2500万円で売却し、代金が普通預金に入金された
売却価格が帳簿価格より大きいので、固定資産売却益として貸方に計上する
借方 | 貸方 | ||
普通貯金 | 25,000,000 | 土地 | 50,000,000 |
減価償却累計額 | 30,000,000 | 固定資産売却益 | 5,000,000 |
2.固定資産売却損
例)取得価格500万円(減価償却累計額250万円)の営業車を100万円で売却し、代金が普通預金に入金された
売却価格が帳簿価格より小さいので、固定資産売却損として借方に計上する
借方 | 貸方 | ||
普通貯金 | 1,500,000 |
車両運搬具
|
5,000,000
|
減価償却累計額 | 2,500,000 | ||
固定資産売却損 | 1,000,000 |
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