関連ワード:収益、収入、費用、支出、営業収入、営業支出、外注費、人件費、原価、諸経費
目次
収益と収入の違いとは
収益と収入の最大の違いは、それぞれが発生する時点にあります。収益は利益が生じたタイミングで発生するのに対して、収入は利益が実際に現金として会社に入ってきたタイミングで発生します。
<具体例>
自社が企業Aにネジを500個を売ったとします。この取引は掛け取引で行い、企業Aに代金を月末に払うようお願いしました。この時、ネジ500個を売る取引が成立した時点で利益が発生するため、この時点で「収益」が発生します。
逆に、月末になって企業Aから代金が振り込まれた時点で実際の現金が入ってくるので、この時点で「収入」が発生します。このように収益と利益では、それぞれ発生するタイミングが違います。
費用と支出の違いとは
費用と支出の最大の違いも、それぞれ発生する時点にあります。費用は取引においてお金が出ていくことが確定したタイミングで発生するのに対して、支出はお金が実際に出て行ったタイミングで発生 します。
<具体例>
自社が企業Bからネジを500個仕入れるとします。この取引は掛け取引で行い、企業Bから月末に払うようにお願いされました。ネジ500個を買う取引が成立した時点でお金が発生することが確定するので、この時点で費用が発生します。この時、逆に月末になって、企業Bに代金を払った時点で実際に現金が出ていくので、この時点で支出が発生します。このように費用と支出では、それぞれ発生するタイミングが違います。
参考:法人版の家計簿アプリはある?
個人向けによく利用されている家計簿ツールですが、法人向けの家計簿ツールがあるのはご存知ですか?
取引金融機関が複数あると、社内の口座管理や資金管理に多くの手間がかかると思います。そんなときは複数金融機関の口座をまとめることで、口座管理や資金繰り管理が効率化できる法人版の家計簿ツールがおすすめです。以下のリンクから法人用の家計簿アプリについて確認しましょう。
外注費と給与
人件費の中でも、自社で雇用している社員に払う給与と外部の企業や個人に業務を委託して払う外注費の2つに大きく分類 されます。外注費の方が税額を抑えられるなどのメリットがありますが、例年、給与と外注費の線引きをめぐって、税務調査で争われる事例が多くあるため、外注費と給与の区別・判断は非常に重要です。
エメラダ・キャッシュマネージャーは収入、支出の管理に役立ちます
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