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資金繰り表は本当に重要なの?
大企業と比べ中小企業は、扱う金額も小さい上に社員数も多くないため、資金繰り表を作る必要がない、または作る余裕がないという企業が非常に多いです。確かに、大企業に比べたらお金の流れも複雑ではないため、社長だけが資金繰りを分かっていれば良いという意向が多いことも分かります。しかし、一つの事柄に影響を受けやすく、もし資金繰りが上手くいかなければ、倒産に直結してしまいかねない中小企業にとっては、実際には資金繰りは大企業よりも大事なことです。だからこそ、資金繰り表を作り、資金繰り管理に力を入れることは必要不可欠なことなのです。
資金繰り表を作る3つのメリット
1.経営判断の重要な指標になる
資金繰り管理を作成することで、より効果的な経営判断を行うことができるようになります。
資金繰り表を作ることで、会社のお金の流れが可視化することができます。その結果として、資金繰り悪化を長期的に引き起こしているような原因を突き止めるができます。つまり、会社の資金状況を正しく把握することができ、正しい経営判断を下すことに繋がるのです。
2.融資が通りやすくなる
また、お金の流れが正しく可視化されていると、銀行の融資審査においても印象がよくなるといったメリットもあります。
金融機関から融資を受ける際には、融資を受ける目的や融資の必要性を説明する必要があります。その際に資金繰り表が作成できていないと、定量的な指標をもとに融資の必要性を説明することができず、交渉が難航したり、最悪の場合、信用に足らないと判断され融資を受けることができない、といった事態に発展する恐れがあります。
上記のような事態を防ぐため、資金繰り表を作成し、外部からでも資金計画を確認できるようにすることが重要です。
3.黒字倒産の防止
黒字倒産とは、損益計算書上の利益がプラスになっているにもかかわらず、現金預金の残高がマイナスとなることにより倒産してしまうことを指します。これは入出金のタイミングと、売り上げ・費用計上のタイミングのずれから生じる問題です。
資金繰り表を作成することで、入出金のタイミングを適切に把握し、黒字倒産を未然に防ぐことができます。
資金繰り表の作り方
資金繰り表は決まった書式がないため、作成するのが面倒と思われている方も多いと思います。しかし、基本的にはキャッシュフロー計算書に基づき、お金の流れを種類や日付ごとに分けてまとめるだけでも十分な資金繰り表となります。
また、作成するだけでなく随時見直したり、期末の決算書作成時に照らし合わせてみることで、更なる会社の状況の把握や資金繰り表自体の改善にも繋がります。
参考:エメラダキャッシュマネージャーの資金繰り表作成機能
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また各金融機関の口座とリアルタイムで連携しているため、日々の資金繰り管理も一目で確認することができます。