関連ワード:売掛金,黒字倒産,口座管理
目次
資金繰り管理をしてないとどうなる
資金繰り管理とは、会社における現金の流れを把握することです。会社にとって重要であるのにも関わらず、資金繰り管理を十分にしていない中小企業や個人事業主も多く存在します。資金繰り管理をしていないと、会社に今いくら現金があるか分からず、支払わなければいけない請求書が支払えなくなる支払不能の状況が起こる危険性があります。支払不能の状況に陥ると会社の信用が著しく低下するだけでなく、最悪の場合倒産してしまう可能性もあります。
黒字倒産について
日本企業の多くは掛けで支払いを行っています。掛けとは取引が成立してすぐにお金を払うのではなく、決まった日にそれまで成立した取引の代金をまとめて支払う制度です。掛け取引で支払うべき金を買掛金、受け取ることができるお金を売掛金といいます。
そして、黒字倒産とは帳簿上は黒字であるのにも関わらず、手元に現金がなく、買掛金や借入金、借入利息が期日までに払えず、会社経営が継続できなくなった結果倒産することです。原因としては、売掛金などの回収が不十分で、実際の現金が足りてないことに気づかなかったことが多いです。そのため日頃から資金繰り管理を行い、帳簿上での黒字とは別に現金を把握し、黒字倒産を防ぐことが重要なのです。
参考:法人版の家計簿アプリはある?
法人向けの家計簿ツールがあるのはご存知ですか?
取引金融機関が複数あると、社内の口座管理や資金管理に多くの手間がかかると思います。そんなときは複数金融機関の口座をまとめることで、口座管理や資金繰り管理が効率化できる法人版の家計簿ツールがおすすめです。
資金繰り管理で最低限必要なこと
1.売掛金回転期間
資金繰り管理では、社内の現金の流れに加えて、売掛金回転期間を算出することが必要です。この指標は売掛金の回収速度を表す指標の一つであり、この値を把握しておけば、どのタイミングでどれくらいの現金を保有しているか予測することができます。
売掛金回転期間は日数と月数で求め方が異なり、以下の通りになります。
売掛金回転日数:売掛金/(売上高/365日)
売掛金回転月数:売掛金/(売上高/12か月)
売掛金回転期間を正しく把握することで、より正確な資金繰り管理を行うことができます。
2.資金管理のシステム化
資金管理は重要な仕事ではありますが、経理担当者や財務担当者にとって負担の大きい業務でもあります。正確さが求められるうえに作業量が膨大であるからです。
そこで資金管理をシステム化することで上記のような経理作業の負担を軽減することができます。
資金管理のシステム化をすると「見える化」「効率化」を実現できます。資金管理業務は複雑であり「担当者だけが業務を理解している」といった会社も少なくありません。そのため担当者以外は何をしているのかわからず、業務内容が不透明になるケースがあります。
資金管理システムを導入すると業務がシンプルとなり、業務が「見える化」されるので、周りの人も業務内容を把握しやすくなります。また、システムが自動的に取引の仕訳を行うため、経理・財務担当者の負担が減ります。
企業によっては、経理担当者が多くの時間を記帳に費やしており、他の業務に充てる時間がないといった課題を抱えています。資金管理システムを導入すれば担当者の負担が減り生産性も向上するといった「効率化」を果たすことができます。
参考:エメラダキャッシュマネージャーの資金繰り表作成機能
「資金繰り表作成が手間で時間がかかる…」「金融機関から資金繰り表の提出を依頼されたけど、作成方法がいまいち分からない…」といったお悩みはありませんか?エメラダ・キャッシュマネージャーでは資金繰り表のかんたん作成が可能です。エメラダを利用して効率的に資金繰りを管理しましょう。
『エメラダ・キャッシュマネージャー』かんたん資金繰り表作成マニュアル
エメラダ・キャッシュマネージャーなら資金繰り管理も簡単にできる
エメラダ・キャッシュマネージャーでは、各金融機関の口座とリアルタイムに連携しているため、日々の資金繰り管理が一目で確認することができます。
資金繰り管理にお困りの方はエメラダ・キャッシュマネージャーをご活用ください。