関連ワード:財務支出、財務収支、財務収入
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資金繰り表とは
中小企業や個人事業主にとって、資金は事業を行う上で重要なものであり、毎日入出金が繰り返されています。そのため、会社が特定の期間において、どれくらいお金が入ってきて、どれくらい出ていくのかある程度把握をしていないと、いざという時に資金が足りない状態となってしまう恐れがあります。そのような事態を防ぐために、資金の流れを管理する表を資金繰り表といいます。
資金繰り表が必要な理由
日本の企業の多くは、日々の取引で掛け取引という方法を取っています。掛け取引とは決められた日時に代金をまとめて後払いとする信用取引です。買う側の企業が期日に支払うお金を買掛金、売る側の企業が期日に回収するお金を売掛金といいます。
この仕組みにより、売掛金の回収がうまく行えないと、帳簿上の利益に比べて実際に会社にある資金が少ない、という自体が起こる恐れがあります。
例えば、帳簿上の利益分資金があるだろうと考え仕入を行い、買掛金を払う時に資金が足りず支払不能を起こしてしまうといった事態に繋がります。すなわち、いわゆる黒字倒産が起こる危険性があるため、資金繰り表を作成し自社の資金の流れを日常から適切に把握しておく必要があるのです。
資金繰り表の使い道
資金繰り表を作成することで、資金の流れが分かるため、自社に今資金が足りているのか不足しているのかを把握することができます。
もし、資金が余っていれば、それだけ事業の選択肢が増え、逆に不足しそうであれば、融資を申し込んだり、売掛金を売却するなどの資金繰りを行います。
また、金融機関への融資申し込みの際に、決算書と一緒に資金繰り表を提出すれば、自社の資金の流れをより正確に理解してもらえます。
さらに、資金繰り表がしっかり記載されており、資金の流れも適切だと判断されれば、銀行側から見た自社のイメージも良くなる可能性もあります。
資金繰り表の作り方
資金繰り表は決まった作り方やフォーマットのようなものはありません。そのため、帳簿や現金出納帳、預金出納帳など自社の資金の流れが把握できる資料から、現金の流れを記録するだけでも十分な資金繰り表になります。
参考:エメラダキャッシュマネージャーの資金繰り表作成機能
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