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目次
銀行の金利について
現在、無料で融資を行ってくれる金融機関はほとんど存在しておらず、多くの金融機関で、融資の返済には金利に応じた利息を払う必要がある。この金利は各金融機関の融資方針によって異なったり、融資を申し込んでいる側の企業の経営状況や融資の目的によっても異なります。
金利から読み取れること
融資を受ける際、返済時に支払う利息が少なくなるので、基本的に金利が低い方が好ましいことになります。ほとんどの金融機関は、融資を申し込んでいる側の会社の業績が良ければ、より低い金利で融資を行います。そのため金利は、自社の業績が第三者からの視点で、どのように評価されているかを測る指標としても活用できます。
金利が低い企業ってどんな企業?
上述のように、基本的に銀行は業績の良い企業には低金利で融資を行います。業績が良いことの具体的な判断基準は金融機関によって様々な基準が存在しますが、「ここ数年、売上高が右肩上がり」、「自己資本利益率が高い」など、一般的に考えられる基準であることがほとんどです。
低い金利で融資を勝ち取る方法
1.ほかの金融機関との比較
金利を下げる方法の一つとして、より多くの金融機関で融資の申し込みを行うことがあります。融資事業を展開している金融機関は日本に数多く存在しています。それらの金融機関は競合しあうため、何社か比較を行うことで最も低い金利で融資を行ってくれる金融機関を探すことができます。また、いくつかの金融機関で提示された金利を比べ、それを交渉材料にして再度交渉を行うことで、更なる金利引き下げの可能性も見込めます。ただし、多すぎると選ぶのが煩雑になることや、常識の範囲外の利率を求めたりした場合、金融機関との関係が悪化してしまう危険性もあるので、注意が必要です。
2.格付けの改善
企業の信用度を表す「格付け」は銀行融資の審査基準となるため、金利にも大きく影響します。格付けでは決算書の成績が重視されるので、評価を上げるには以下のような取り組みが必要です。
- 業績を上げて連続黒字を実現する
- 財務状況を改善してキャッシュフローをよくする
このほかにも、自己資本率や債務超過の傾向、売掛金や棚卸資産なども含めて総合的に評価されます。銀行から信頼される状況を作れれば、中小企業でも低金利での融資は十分に実現できるといえます。
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