関連ワード:銀行取引、借入残高、資金需要、融資取引、赤字運転資金、口座開設、事業計画
目次
銀行の融資の審査基準とは
日本の企業や個人事業主の多くが資金調達をしていますが、中でも口座開設している銀行からの融資は多くの企業が選択する融資先の一つです。
実際、銀行は企業に対する融資審査はどのように行っているのかご存知でしょうか。銀行の融資審査では、主に定量評価と定性評価の2つの観点があります。
では、具体的に 定量評価と定性評価にはどのような違いがあるのでしょうか?
・定量評価・・・数字で判断できる評価
ex).決算書や資金繰り表、借入残高などから、収益性や安全性、成長性など
・定性評価・・・数字では判断できない評価
ex).経営者の資質や技術やノウハウ、事業計画など
以上2点を総合的に判断し、銀行は融資をするかしないかを判断します。
銀行が融資したい企業とは
定量評価と定性評価どちらが重要でしょうか?
答えは・・・定量評価です。
なぜなら、定量評価は数字が評価基準のため、客観性があるからです。反対に、定性評価の多くは裏付けが難しい面があります。
例).
ある企業の技術がどれだけ画期的なものであっても、収益性が見込めない技術であれば、銀行が融資する判断が出来る可能性は低いです。
逆に画期的な技術はなくても、毎年安定した利益をあげ、定量評価が非常に良い企業には銀行は融資をする可能性が高いです。
上記の様に、銀行の審査は貸したお金が返ってくることが重要な要素なので、資金的に安定している定量評価が高い企業ほど融資をする可能性が高いのです。
参考:予実管理はなぜ必要?予実管理と資金繰り管理に必要なこととは。
企業の事業改善や業績アップに有効な予実管理は行なっていますか?
予算と実績を比較する手法で、業績判断をスムーズにしたり、事業の方針や計画を策定する際の判断材料となります。「今、目標を達成できているだろうか」「予算案は正しかったのか」「来期の改善案はどこか」などの悩みが解決できます。以下のリンクから予実管理について確認しましょう。
『資金管理の基礎知識』予実管理はなぜ必要? 予実管理と資金繰り管理に必要なこととは。
融資されやすい企業になるには
定量評価と定性評価、どちらも高い方が良いですが、すぐに企業が改善できるのは定量評価の方です。今までにない画期的な技術やノウハウを開発するよりも、まず、予実管理の徹底や、資金繰り表を作成する方が資金も労力の負担も少なく、また、どの企業にも出来ることです。もし、銀行の融資評価を上げたいとお考えの場合は、資金繰りや予実管理など定量評価の面を今一度見直してみてはいかがでしょうか。
参考:エメラダキャッシュマネージャーの資金繰り表作成機能
「資金繰り表作成が手間で時間がかかる…」「金融機関から資金繰り表の提出を依頼されたけど、作成方法がいまいち分からない…」といったお悩みはありませんか?エメラダ・キャッシュマネージャーでは資金繰り表のかんたん作成が可能です。エメラダを利用して効率的に資金繰りを管理しましょう。
『エメラダ・キャッシュマネージャー』かんたん資金繰り表作成マニュアル
エメラダ・キャッシュマネージャーなら、融資審査のための予実管理や資金繰りにも活用できる。
エメラダ・キャッシュマネージャーは、お客様の各金融機関の口座をリアルタイムに連携しているため、予実管理や資金繰りに必要なデータが一目で確認できます。また、借入・返済状況もすぐに確認できるため、銀行への融資の申し込みにも役に立ちます。
銀行融資や資金繰りにお困りの方はエメラダ・キャッシュマネージャーをご活用ください。